今年も始まりました

皆様 こんにちは

新年あけまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

お正月はどのように過ごされましたか?

初詣に行って
たくさんおいしいものを食べたり
テレビを見てゴロゴロゆっくり過ごしたり。

そう、私はこたつでゴロゴロ
こたつにミカンってすごく相性が合いますよね。

でも私にはこたつとみかんが合うために1番大切なものは
「畳」だと思います。

そんな畳に関連して、和室と畳についてお話ししてきたいと思います。

和室といえば、ほとんどの方は畳を思い浮かべると思います。
けれど畳が敷いてある部屋が全て和室かと言えば、必ずしもそうではありません。

例えば、柔道場には畳が敷いてありますが、あれは和室でしょうか?


激しい稽古に耐え得る床材として、いまだに畳が使われているのか、

それとも礼節を重んじる神聖な場として畳が必要なのか、、、


「いずれにしろ和室が無いと、どうにも格好がつかないなぁ」

「ひと部屋くらい畳の部屋がないと、まずいんじゃない?」。

設計段階で必ず話題にあがる「和室問題」ですが、

和室という言葉から思い浮かべるイメージは人それぞれです。


生活習慣までを含めた伝統的様式としての和室なのか。

単に皮膚感覚として畳の肌触りが欲しいのか。

私だったら畳のにおいが好きなのでお昼寝スペースとして和室を作りたいですね。

ですので、まずはそのあたりからハッキリさせておきましょう。


もし「畳は絶対に必要です」や「ひと部屋くらい和室ないとねぇ」などと

工務店の方や友人、家族に言われた場合はまず考えることは

何をイメージした和室なのか。

あなたが欲しいのは、格式なのか? 雰囲気なのか? 畳なのか?


畳には畳の五ヵ条があります。

第一条  一畳の大きさ
畳の寸法には地方差があります。
京間、中京間、江戸間 この三種類があります。
こちらはぜひとも覚えておきたい。

第二条  二通りの間取り方
畳の寸法を優先的に確保することで、柱の間隔が二次的に決まるものを「畳割り」
柱の間隔を優先することで、畳の寸法が微妙に異なるものを「柱割り」 と言う。

第三条  最近流行の縁なし畳
縁なし畳を琉球畳と呼ぶことは間違いである。
目が詰んでいるほうが、エッジが立つのである

第四条  敷き方
「祝儀敷き」と「不祝儀敷き」の区別がある。
畳の隅が集まる突き合せ部分が、四つ角になるかT字型になるかで見分けます。
通常は祝儀敷きだが、葬儀などの際には不祝儀敷きに敷きかえた。
縁起もあろうが、T字型なら隅がきれいに納まる。

第五条  五枚目の半畳
中央に半畳を置く四畳半を「切腹の間」と呼んだ。
かつてはこの形の敷き方の部屋で切腹が行われていたかららしい。

以上畳の五ヵ条でした。
畳の歴史や文化ってとても深く難しいものだということが分かりましたね。
他にわからないことは、畳職人に聞いてみるのもいいと思います。

畳の空間をいかに自分たちの要望や好みにできるかで
これからの生活も住みやすさや快適さも変わると思います。

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